鷹の道

大学院に通っています。中国政治・外交を勉強中。野球を見ます。ソフトバンクホークスを応援することかれこれ15年。

Twitterで記事の共有をしています

このブログは投稿の都度、ブログ専用のアカウント@hawks_ztkで共有することにしている。やはりものを書く以上、誰かに引っかかって見てもらいたいという承認欲求にかられるのだ。「誰かに引っかかる」確率を上げるべく、数年前に作った、中国や国内外政治に関わるアカウントをフォローしているだけのROMアカを引っ張り出して、この度本ブログの記事共有に使うことにした。

 

すると今日投稿した記事

さいはての中国 - 鷹の道

に対して、早速反応をいただけた。

なんと『さいはての中国』著者の安田峰俊さんその人から直接のコメントが。前記事では敬称略だったのが、コメントをいただいた途端の「さん」付けである。こちらこそ、こんなしがない大学院生のメモ書きのようなブログをわざわざ読んで下さり、それだけで恐縮至極です。

 

先日このブログを再稼働させた時点ではまたしても三日坊主で廃墟にしてしまうことを危惧していたが、これでしばらくは書けそうである。中国政治研究者の卵としての徒然なる発信の場として有効活用したい。

 

来週の上海HSK受験に向けて、今夜も中国語の勉強である。英語の数百倍楽しくやれている辺り、研究対象の選択は間違っていないのかも知れない。

さいはての中国

最近読んだ本の中で面白かったのがこれ。

 

さいはての中国 (小学館新書)

さいはての中国 (小学館新書)

 

 

安田峰俊は非常に鋭く面白い文章を書く中国ルポライター。自分も彼くらいウィットに富んだ文章が書けたら、と常々思わされる。

目下安田峰俊の代表作と言えば今春刊行され、先日城山三郎賞を受賞した『八九六四』だろう。

 

八九六四 「天安門事件」は再び起きるか

八九六四 「天安門事件」は再び起きるか

 

 

政治的にセンシティブな話題を扱っていながら政治的な色を感じさせない、良い意味で「醒めた」叙述になっている。中国、特に政治的イシューを扱う人は知ってか知らでかある立場に肩入れしてしまうことが多い。彼の叙述は中立というか、俯瞰的な印象がある。現場に足を運んで地道な取材活動をされているにも関わらず、対象との距離の取り方が見事なのだ。

 

さて、そんな著者の最新刊『さいはての中国』は中国の様々な「さいはて」を訪ねたルポ。各種雑誌に掲載された文章を集めたものということもあり、「さいはて」を訪ねているということ以外、各章は問題の扱い方や著者の熱量の統一感に欠けている。しかしそれがむしろ「さいはて」探訪の追体験に一役買っている。

習近平肝いりの雄安新区や内モンゴルの鬼城などの章からは必ずしも順風満帆とは言えない開発の現場が見て取れ、一方でカンボジアでは中国が「ド派手な」支援でプレゼンスを高めている現状も淡々と描かれている。

中国はその国境の内部に留まらず世界各地に「さいはて」を抱えている。一方で国境内部には多様な社会階層や民族を抱えており、その「さいはて」は深い。どこまで自分で足を踏み入れられるかはさておき、中国の動的な広さと深さは中国を理解する上で念頭に置くべきであろう。

 

 

前述の通り著者の筆致は非常に醒めているが、それゆえに中国のこれからを見通す上で示唆的な点が多い。中国を知りたいという全ての人に勧めたい作家である。

急ぎHSKを受ける話

当座の主要課題である留学準備。所属校の交換留学制度に乗っかって行くので学内選考をパスしてしまえば後は比較的楽に手続きが進むものと思われるが、とにかく学内選考を通過しないことには話が始まらない。

 

 

中国留学の場合、当然中国語の能力が問われる(最近は一流大学を中心に英語だけで留学できるコースも開設されているようだが)。

国際的な中国語試験といえばHSK(汉语水平考试)である。社会科学系でそれなりの大学となると6階級の一番上、6級が要求されることが多い。HSKは級が上がると(確か5級から)合否判定が出なくなる。英語のTOEICなどと同じようにスコアのみの表示となるのである。しかし各大学の留学生向けの要件には等級しか書いておらず、点数が記載されていないことが多い。HSKが頻繁にルール変更するためだと思われるが、その辺もう少し明確化してほしい。一応の共通認識として、6割以上のスコアでその級の中国語能力を持っている、と見做されることが多い。5級と6級はいずれもリスニング100点、リーディング100点、作文100点の300点満点なので、180点以上あれば足りるということだ。

 

筆者は今年の初めに東京で受けた6級の試験でギリギリ180点を超える点数を取り、これで留学出願には困らない

 

 

 

……と思っていた。

実際、今年の6月時点で、所属校が発行しているオフィシャルの留学ガイドでは6級で6割あれば全ての大学に出願可能となっていた。

ところが最近中国屈指の一流大学・北京大学の要件が変更になったらしく、6級で7割のスコアが要求されるようになったのだ。それも、トータルで210点取れば良いという話ではなく、各セクションでそれぞれ70点以上を取れ、とのこと。1月時点のスコアでは当然足りない。

そう言えば書いていなかったが、筆者の一応の第一希望留学先はこの北京大学である。詳細は別記事で書く。かも知れない。

 

 

さて、これに気づいたのが10月下旬。出願は今年の年末。HSKは通常受験から結果発表まで1ヶ月要する。

この状況を踏まえると、期限に間に合う試験日程は無かった。

 

そんな大事なこともっと早く教えてくれよ、とボヤきたくもなるが、これは自分の確認不足に他ならない。

なんともみっともない形で北京大学への出願は諦めざるを得ないのか、と肩を落とすばかりであった。

 

 

失意の中、何とかなる手段は無いかとあれこれ探したところ、あった。

 

 

日本国内のHSK開催は基本的に月1回である(都内在住だから月1回ペースでチャンスが提供されているが、地方になるとその頻度はもっと少ない)。しかし、中国ではもっと高頻度で開催されている。しかも受験形式が通常の筆記テスト以外に、パソコンを使った試験(网考)の2種類ある(日本ではほとんどの受験者が筆記テストで受験していると思われるが、実は日本でも网考はあったことを後に知った)。

网考で受けると筆記よりも結果が早く出るのである。すなわち、この期限が迫った状況下において取り得る手段は「中国で网考を受ける」である。これなら間に合う。

 

 

というわけで、来週末上海で試験を受ける。手続きが面倒だったり、試験勉強がよく分からなかったり、色々あるがそれは追ってここに書き連ねたい。

ブログ再起動

考えていることを言語化する場としてこのブログを開設してからもう2年近くが経つが、ちっとも更新出来なかった。続かない(くせに続かないことに気を揉む)人間はやらない方が良いのかも知れないが、今後しばらくの自分の動静は記録に残しても良いかなと思い、帰って来た。

 

現在都内の大学院で中国の政治外交について勉強している。来秋から1年間中国に留学する予定で、今はそれに向けた準備をぼちぼちやっている。準備期間を含む一連の中国留学について何か書き残しておこう、というのがここに帰って来た一番の動機である。

とはいえ「こういうことを書く」というのは宣言せずに、書きたいことを書こうと思う。中途半端に枠組みを設定するから続かないのである。

 

また、再始動にあたって過去記事(といっても10本もない)は削除した。過去に縛られない人間でありたい。

 

とりあえず週に1回は何か書くのを当座の目標にする。